すらすら読める方丈記
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書誌事項
すらすら読める方丈記
(講談社文庫, [な-90-1])
講談社, 2012.10
- タイトル読み
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スラスラ ヨメル ホウジョウキ
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注記
2003年2月刊の文庫化
叢書番号はブックジャケットによる
参考文献: p206
内容説明・目次
内容説明
総ルビつきの原文、中野孝次のわかりやすく、かつ洞察に満ちた現代語訳、そして共鳴する想いを込めた深く真摯な解説が、平家と源氏が争った時代を生きた鴨長明の肉声を今の時代に鮮やかに蘇らせる。大地震、大火、大飢饉、辻風、さらに遷都を体験し、ついには方丈の住居暮らしに本当の安心を得て生き方が心に沁みる。
目次
- ゆく河の流れは絶えずして—ゆく河と人生と住居と
- 玉敷の都のうちに、棟を並べ—人間の生の姿
- 知らず、生れ死ぬる人—人間存在の根源への問い
- 予、ものの心を知れりしより—打ちつづいた天変地異と事件
- 去安元三年四月廿八日かとよ—安元の大火
- 火元は、樋口冨の小路とかや—猛火が京の都をおそう
- 人のいとなみ、皆愚なる中に—人間の営為の愚かさ
- また、治承四年卯月のころ—治承の辻風
- 三四町を吹きまくる間に篭れる家ども—実地体験の正直な記録
- 辻風はつねに吹くものなれど—凶事の前ぶれか〔
「BOOKデータベース」 より