いまも、君を想う
著者
書誌事項
いまも、君を想う
(新潮文庫, 9569,
新潮社, 2012.11
- タイトル読み
-
イマ モ キミ オ オモウ
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内容説明・目次
内容説明
家内あっての自分だった。一人きりで迎える静かな時間の中で、とめどなく蘇る君在りし頃の思い出。手料理の味、忘れられない旅、おしゃれ、愛した猫や思い出の映画…。夫婦二人だけで過ごした35年間のささやかな日常には、常に君がいてくれた。いい時も悪い時も、7歳下の美しく、明るく、聡明な君が—。文芸。映画評論でつとに知られる著者が綴る、亡き妻へ捧げる感涙の追想記。
目次
- 持てあます野良猫二匹やひとり者
- 家内、川本恵子は二〇〇八年、五十七歳で逝った
- 「人生で一番の旅は」と聞くと、家内は私と行った台湾と答えた
- 他愛のない会話がいま懐しい
- 「一人食う飯はまずく女房と食べた晩飯は楽しかった」(伊藤茂次)
- 静かな葬儀をするということ
- 幸せだった思い出を語るのが、いちばんうれしいことではないか
「BOOKデータベース」 より