許されざる者
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許されざる者
(集英社文庫, [つ18-1],
集英社, 2012.8
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ユルサレザル モノ
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注記
2009年6月、毎日新聞社より刊行されたもの
叢書番号はブックジャケットによる
内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784087468700
内容説明
紀伊半島は熊野川の河口に位置する街、森宮。医者の槙隆光は貧しい者から治療費を取らないことから親しみを込めて“毒取ル先生”と呼ばれていた。ときは1903年、豊かな自然のなかで暮らす槙たちの周りには鉄道敷設や遊郭設置などの問題が起こり、一方で日露戦争開戦の足音がすぐそこに迫っていた—。歴史上の人物に材を取り、当時の情勢と熊野の人々を瑞々しく描いた第51回毎日芸術賞受賞作。
- 巻冊次
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下 ISBN 9784087468717
内容説明
非戦論を主張しながらも脚気治療のために満洲へ赴いたドクトル槙。戦地で軍医を務める森鴎外や田山花袋らと出会いながら、彼もまた否応なしに戦争に巻き込まれていく。その傍ら、地元の森宮では鉄道敷設反対とともに社会主義運動が起きり、街全体が奇妙な熱気と不穏な空気で覆われる。様々な思惑の飛び交うなか、槙と永野夫人は秘かに禁断の恋を育み…。激動の時代を紡ぐ歴史大河長編、完結。
「BOOKデータベース」 より