中世オランダ語狐の叙事詩 : 『ライナールト物語』『狐ライナールト物語』

Bibliographic Information

中世オランダ語狐の叙事詩 : 『ライナールト物語』『狐ライナールト物語』

檜枝陽一郎編訳・読解

言叢社, 2012.10

Other Title

中世オランダ語「狐の叙事詩」 : 『ライナールト物語』『狐ライナールト物語』

Reynaerts historie

Historie van Reynaert die vos

Het Middelnederlandse epos van de vos “Reynaerts Historie" en “Historie van Reynaert die vos"

狐の叙事詩 : 中世オランダ語 : 『ライナールト物語』『狐ライナールト物語』

中世オランダ語狐の叙事詩 : ライナールト物語狐ライナールト物語

Title Transcription

チュウセイ オランダゴ キツネ ノ ジョジシ : ライナールト モノガタリ キツネ ライナールト モノガタリ

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Note

『ライナールト物語』と『狐ライナールト物語』は底本としてCD-ROM Middelnederlands. Den Haag/Antwerpen 1998に所収されているReinaerts historie, Reinaert II とHistorie van Reynaert die vos, Proza-Reinaertを用いた。

参考文献: p514-524

Description and Table of Contents

Description

聖霊降臨祭のある日。春うららかな季節に、百獣の王ノーベルが諸侯会議を執り行おうとして全国に告知させると、大小の動物がこぞってやってきた。狐のライナールトだけは参内しなかった。動物たちはその場で王様に、ライナールトの狼藉をさんざん訴えたので、王様はライナールトを宮廷に連れてくるよう使者を派遣した。悪知恵のはたらくライナールトは、使者として派遣された熊のプルーンや雄猫ティベールトを騙して酷い仕打ちを浴びせる。三番目の使者として、親族のなかでライナールトともっとも仲のよい穴熊グリムバールトがようやく狐を宮廷に連れてくる。ライナールトは、縛り首になる寸前に王様に金銀財宝の嘘話を吹き込んで王様さえペテンにかける。しかし、結局は王様の寵愛をえて宮廷において最高位の代官に昇りつめる…15世紀のオランダ語「狐の叙事詩」2篇の完訳と、用文の徹底した考証により、動物寓話の形を取って語られた中世最高の叙事詩文学の本質を捉え描いた労作。

Table of Contents

  • 第1篇 ライナールト物語
  • 第2篇 狐ライナールト物語

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Details

  • NCID
    BB10695828
  • ISBN
    • 9784862090423
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Original Language Code
    dum
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    526p
  • Size
    22cm
  • Classification
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