日本映画オルタナティヴ
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日本映画オルタナティヴ
彩流社, 2012.11
- タイトル別名
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Alternative
- タイトル読み
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ニホン エイガ オルタナティヴ
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内容説明・目次
内容説明
サブカル分析が「詩性」の発現と相即する「場」を形成し、畏怖の念をもって「作品」に分け入ったとき、真に対象化できたという官能的悦びが待っている。このような映画時評の射程を感知するために文章を縦断し、のちに観るべき映画を策定すべし。
目次
- 犯罪の瘴気、犯罪連鎖の作為—古澤健監督『怯える』
- 映画というカフカ—黒沢清について
- 押井守の実写映画にはショットが存在しない
- われわれは殺されたがっている—渡辺謙作監督『ラブドガン』と殺し屋映画の系譜
- 観客心理を切り刻む鋏の蠱惑—池田敏春監督『ハサミ男』
- 多元的に交錯し、連鎖する穴、穴、穴—風間志織監督『せかいのおわり』
- 終結場面を疑問形に宙吊ること—日向寺太郎監督『誰がために』
- 観客を覚醒させる「逆転」と「痛み」—豊田利晃監督『空中庭園』
- 時間感覚の迷宮—オムニバス映画『乱歩地獄』
- 「出現の映画」、二十一世紀的な—大森立嗣監督『ゲルマニウムの夜』
- これが新しい“演出”の六原則〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より