書誌事項

傷だらけの果実

新堂冬樹著

河出書房新社, 2012.9

タイトル読み

キズダラケ ノ カジツ

内容説明・目次

内容説明

黒瀬裕二(33歳)、映画プロデューサー。自らの才能によって若くして芸能界でのしあがった男。ある日、映画のプレ・オーディションの席で会った女優の姿を見て、突如、「あの日の記憶」が蘇る—15年前、「緑」とともに駆け抜けた無茶苦茶な、しかし熱く、激しい、青春の記憶。サークルの新歓コンパの帰り道、新宿の路上で、裕二は大学のクラスメイト・菊池緑に出会った。緑はクラスの女の子に誘われ、初めてコンパとホストクラブに行ったこと、そこでいかに惨めな思いをしたかを切々と語る。それを聞きながら次第にイライラしてきた裕二は言い放つ。「お前、こうありたいって自分になるために、努力しているのかよ!?本気で変わりたいのなら、できるだけ早く、まずは50万を用意しろ。それがスタートだ。約束する。俺が、なりたいお前にしてやるよ」2週間後—裕二の前に、50万円を握りしめた緑が立っていた。目指すは11月に大学で開催される学園祭のミスコン。そして待ち受ける、衝撃と感動のラスト。構想から3年—著者が初めて大学を舞台に描いた、青春&狂気の極上エンターテインメント。

「BOOKデータベース」 より

詳細情報
  • NII書誌ID(NCID)
    BB11050147
  • ISBN
    • 9784309021317
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    317p
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
ページトップへ