主権不在の帝国 : 憲法と法外なるものをめぐる歴史学
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主権不在の帝国 : 憲法と法外なるものをめぐる歴史学
有志舎, 2012.12
- タイトル読み
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シュケン フザイ ノ テイコク : ケンポウ ト ホウガイナル モノ オ メグル レキシガク
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注記
博士論文 (大阪府立大学, 2009) をもとに大幅に加筆・修正を行ったもの
内容説明・目次
内容説明
これまで、戦前から戦後への転換は、帝国憲法体制と日本国憲法体制の断絶として語られてきた。しかし、敗戦のインパクトがいかに大きいものであっても、その強度をはかるには、戦前・戦中社会と戦後社会との連続面をみていかなくてはならない。本書は、その連続面を帝国日本における主権や人権、立憲主義といった近代特有の働きから考察する。そのなかから帝国憲法体制とは何であったのかを再考し、さらに戦後の日本国憲法体制の意味をも明らかにする。
目次
- 序章 主権論の地平と新たな歴史学にむけて
- 第1章 危機のなかの立憲主義と国体の創造
- 第2章 非常時の革新と憲法を超える天皇
- 第3章 帝国日本のなかの「生存権」の起源
- 第4章 日本国憲法の成立と美濃部達吉の八月革命説
- 第5章 憲法制定権力の世界と人権主体
- 終章 「永遠の戦争」と人権主体、そして戦後日本へ
「BOOKデータベース」 より