武士に「もの言う」百姓たち : 裁判でよむ江戸時代

書誌事項

武士に「もの言う」百姓たち : 裁判でよむ江戸時代

渡辺尚志著

草思社, 2012.12

タイトル別名

武士にもの言う百姓たち : 裁判でよむ江戸時代

武士に「もの言う」百姓たち : 裁判でよむ江戸時代

タイトル読み

ブシ ニ モノ イウ ヒャクショウ タチ : サイバン デ ヨム エド ジダイ

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注記

参考文献: p229-230

内容説明・目次

内容説明

江戸時代の百姓は、武士に支配されるだけの「もの言わぬ民」ではなく、家を守り、村をよくするためには果敢に訴訟をおこした。それを裁く武士も、原告・被告の百姓が納得する判決を下さなければ、支配者としての権威を保てなかった。本書では、江戸時代の訴訟・裁判を概観しつつ、信濃国の松代藩真田家領内でおきた百姓の訴訟を取り上げ、騒動の始まりから判決までの全過程をつぶさに解説。百姓と武士の意外な関係を明らかにする。

目次

  • 第1部 江戸時代の「訴訟と裁判」とは(江戸時代の法と裁判;刑罰の実態;名奉行の条件;非合法の訴訟—越訴;目安箱と村々の「法」;領地をめぐる村々の争い)
  • 第2部 信濃国の松代藩真田家文書に残された百姓たちの騒動記—百姓たちが二派に分かれ激突。彼らは何を主張し、それを武士はどう裁いたか。(名主の選挙をめぐり、義兵衛派と弥惣八派が激突;武士による吟味と、弥惣八派の瓦解;明るみに出る、義兵衛派の村財政私物化;評定所での判決と、その後)

「BOOKデータベース」 より

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