書誌事項

死ぬという大仕事

上坂冬子著

(小学館文庫)

小学館, 2012.12

タイトル別名

死ぬという大仕事 : がんと共生した半年間の記録 : 2008 October - 2009 April 14 am 9:50

タイトル読み

シヌ ト イウ オオシゴト

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注記

その他の書名はブックジャケットより

内容説明・目次

内容説明

本書は2009年4月14日に死去した作家・上坂冬子氏の遺作である。末期がんと診断され、「緩和ケア」医療を選択することで残された日々を有意義に生きた記録。それは「いかに自分らしく死ぬか」を徹底して追求した時間でもあった。さらに、望む治療が受けられない「がん難民」が多発する医療制度に斬り込み、自らの闘病を詳細に明かしながら、病室で医師らにインタビューして原稿にまとめた。かつてない赤裸々な筆致で末期がん患者の本音と真実が語られた「最後の傑作」である。大反響を巻き起こした原書に、最新の医療事情を取材して追補した。

目次

  • 追悼 最期の日まで作家として
  • 第1章 がんは治すな、付き合うべし(終末期医療と緩和医療はどこが違うか;「高齢者は進行が遅い」は迷信;「悶絶死」でなければ本望です;おう住んでいた家も売り払ってしまった)
  • 第2章 医者と患者をつなぐ「命を懸けた信頼関係」(女性は枯れ木が朽ちるように、男性はバキッと折れるように;命をあずけたからには担当医の人生観に従います;「散る桜」に美しさを感じる日本人の死生観)
  • 第3章 自分らしく生きるために(「がん難民」を生む医療は許せない;死期は自分でわかりますか?;できることなら誰にも知られずに死にたい)
  • 第4章 すべての患者に全人的医療を(慈恵医大病院長が語る「医療制度の大きな課題」;受け継がれた「病人を診る」精神と、日本人が失ったもの)

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB11389226
  • ISBN
    • 9784094087840
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    191p
  • 大きさ
    20cm
  • 親書誌ID
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