道元とシュタイナー
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道元とシュタイナー
(ロサ・ミスティカ叢書)
水声社, 2013.1
- タイトル読み
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ドウゲン ト シュタイナー
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注記
引用文献一覧: p257-261
内容説明・目次
内容説明
現代人はシュタイナーが超感覚的な霊的世界について論じると、神秘思想だといって特定のレッテルを貼ろうとします。それはキリスト教界でも仏教界でも同じように見られる傾向ではないでしょうか。しかし、その意味で言えば、道元の説く世界もまさしく神秘的な物語の世界です。道元が十三世紀に説いた神秘思想を、シュタイナーが二十世紀に再び説いたと言えるのではないでしょうか。そこに求められているのは、宗教を科学的に理解することではなく、自然科学に還元されてしまった宗教の復権だと思われます。
目次
- 序章 シュタイナーの思想(宗教とは何か;宗教と言葉 ほか)
- 第1章 道元理解と近代科学の呪縛(超現実的世界;輪廻・中有・三界 ほか)
- 第2章 道元の思想的展開(臨済評価と越前隠棲;末法観 ほか)
- 第3章 輪廻と因果(道元の輪廻観;道元の因果観 ほか)
- 第4章 道元の外道批判とシュタイナーの世界観(道元の外道批判;西谷啓治の先尼外道論 ほか)
「BOOKデータベース」 より