死の島
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死の島
(講談社文芸文庫, [ふ-C6],
講談社, 2013
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- タイトル読み
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シ ノ シマ
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注記
底本: 上巻: 新潮社刊「福永武彦全集」題10巻(1988.4), 下巻: 新潮社刊「福永武彦全集」第11巻 (1988.5)
年譜 (曾根博義編): 下p454-471
著書目録 (曾根博義作成): 下p472-476
内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784062901864
内容説明
「島」という絵を通じて相馬が知り合った女性—広島で被爆し心と体に深い傷を負った芸術家・素子と彼女と暮らす美しく清楚な綾子、双方に惹かれてしまった彼の許に二人が広島で心中したという報せが届く。これは一日の物語であり、一年の出来事であり、一生の話であり、一人類へ与えられた悠久の啓示でもある。文学史に燦然と輝く、著者を代表する長篇小説。日本文学大賞受賞作。
- 巻冊次
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下 ISBN 9784062901871
内容説明
生きているのか、死んでしまったのか。素子と綾子の身を案じる相馬を乗せた東京発の急行列車は夜を繋いで走り続け、京都、神戸、姫路、岡山—と移り行く風景や車中での会話が彼の心と記憶を写し出す。そして目的地・広島着四・三六分。愛と死、原爆と平和、極限ともいえる人間の姿を斬新ながら、正統的な筆致で描いた歴史に残る長篇。日本文学大賞受賞。
「BOOKデータベース」 より