夏目漱石 : 眼は識る東西の字
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夏目漱石 : 眼は識る東西の字
国書刊行会, 2013.1
- タイトル読み
-
ナツメ ソウセキ : メ ワ シル トウザイ ノ ジ
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注記
参考文献一覧: p502-509
内容説明・目次
内容説明
漱石のゆたかな世界を、斬新な手法と比較文化の視野で読み解く画期的な作家論。近代日本の運命を、世界の潮流のなかで見据えた「国民作家」漱石。日本の行く末を指し示し、世に問うたそのテーマは、二十一世紀の私たちにも語りかける。
目次
- 眼は識る東西の字
- 漱石と世紀末の女性たち—ヒロインの肖像
- 漱石の「英詩」から『薤露行』へ
- 漱石のポー論
- 二人であることの病い—漱石の『こゝろ』とポー
- 暗黒への旅—『坑夫』の成立
- 漱石における「個人」と「国家」
- 遅れて来た死—漱石の『こゝろ』と鴎外『興津彌五右衛門の遺書』
- 迷宮都市の光と闇—『彼岸過迄』
- ハーン・転生・『夢十夜』第一夜
- 『明暗』—ポリフォニーの世界と他者
- 漱石の「風景庭園」論とピクチャレスク美学—ポープ、ターナー、ワーズワース
- 夢想の『庭』—漱石、蕪村、王維
- 荒野からピクチャレスクへ—ポー、ホーソン、ジェイムズと「理想の風景」
「BOOKデータベース」 より