院政とは何だったか : 「権門体制論」を見直す
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書誌事項
院政とは何だったか : 「権門体制論」を見直す
(PHP新書, 848)
PHP研究所, 2013.3
- タイトル別名
-
院政とは何だったか : 権門体制論を見直す
- タイトル読み
-
インセイ トワ ナニ ダッタカ : ケンモン タイセイロン オ ミナオス
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注記
参考文献: p209-214
内容説明・目次
内容説明
天皇はなぜ「武士の時代」といわれる中世を生き延びたのか—その答えは「院政」にある。「院政」とはたんに、皇位をしりぞいたのちも前天皇が影響力を保ちつづけたといった単純な政治的事件ではない。それは律令体制が完全に崩壊した中世にあって、国家財政を支えた唯一の経済基盤である「荘園」を、「家産」として「領有」した天皇家の家長「治天の君」が、日本最大の実力者として国政を牛耳った統治システムだった。本書は、摂関家・将軍家・寺社勢力とも対抗し、「権門勢家」のひとつとしてたくましく時代を生き延びた中世皇室の姿を、実証的に明らかにした渾身の力作。
目次
- 序章 院政とは何か
- 第1章 日本の荘園はなぜわかりにくいのか
- 第2章 「権門体制論」とは何か
- 第3章 さまざまな権門
- 第4章 院政はなぜ続いたか
- 終章 中世はいつ始まったか
「BOOKデータベース」 より