書誌事項

近世郷村の研究

藤田和敏著

吉川弘文館, 2013.3

タイトル読み

キンセイ ゴウソン ノ ケンキュウ

内容説明・目次

内容説明

中世荘園の系譜を引く近世の郷村は、どのような歴史的展開を遂げたのか。摂津国島下郡・豊島郡と近江国甲賀郡の郷村を研究対象とし、幕府権力・個別領主支配、郷鎮守における祭祀組織、社会集団である大工組・郷土集団との関連から分析する。中世史研究との連続性を意識しつつ郷村を探究することで、近世の社会構造を捉え直すことを目指す。

目次

  • 近世郷村研究の可能性
  • 第1編 土豪的庄屋と郷(近世郷村結合の展開と領主支配;近世前期の国絵図・郷帳と村)
  • 第2編 郷鎮守と郷(近世前期郷鎮守における神宮寺と本末関係の形成;近世天台宗における宗教的権力秩序の諸段階;特権的神職と郷鎮守)
  • 第3編 社会集団と郷(近世大工集団の構造と展開;郷士集団と由緒)
  • 集落の自立とその展開

「BOOKデータベース」 より

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