三千枚の金貨
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三千枚の金貨
(光文社文庫, [み21-10],
光文社, 2013.1
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サンゼンマイ ノ キンカ
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内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784334765156
内容説明
新進文具メーカー役員の斉木光生は、五年前に入院したとき、末期ガンの患者から不思議な話を聞かされた。和歌山県の山にある桜の巨樹。その根元に三千枚の金貨を埋めたという。「みつけたら、あんたにあげるよ」と言われた記憶が蘇り、会社の仲間の宇都木、川岸の二人に話をするが、別の怪しい男たちも金貨を探していることに気づく。金貨は本当に存在するのか!?四十代の男たちの、心躍る「人生の選択」。生きることを実感する大作。
- 巻冊次
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下 ISBN 9784334765163
内容説明
斉木たち三人の男に、謎に拘わる女性・室井沙都を加えた四人は「宝捜し」を進めていき、和歌山の地に辿り着く。その過程で、金貨を埋めた男・芹沢由郎の数奇な人生が、彼らの前に浮かび上がる。闇の世界に君臨した芹沢の哀しい思いと、満開の桜の花のイメージに突き動かされた人間たちの縁。金貨が語る膨大な物語の結末で、彼らが手にできたものは何だったのか。夢に突き動かされた男と女。人生がいとおしくなる傑作。
「BOOKデータベース」 より