英米法「約因論」と大陸法「カウサ理論」の歴史的交錯

書誌事項

英米法「約因論」と大陸法「カウサ理論」の歴史的交錯

菊池肇哉著

国際書院, 2013.3

タイトル別名

The theory of 'consideration' in the Common Law and the doctrine of 'causa' in the 'Ius Commune' : their historical interaction

英米法約因論と大陸法カウサ理論の歴史的交錯

タイトル読み

エイベイホウ ヤクインロン ト タイリクホウ カウサ リロン ノ レキシテキ コウサク

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内容説明・目次

内容説明

16世紀から17世紀初頭にかけ成立した英米法「約因論」と中世からの大陸法「契約的カウサ理論」の両者が深い部分で複雑に絡み合っている姿を「歴史的比較法」の試みを通じて追求した。

目次

  • 第1章 近代カウサ理論
  • 第2章 近代諾成主義の中での「訴権のカウサ」と「約束のカウサ」の混同
  • 第3章 カウサ理論の哲学的基礎
  • 第4章 中世ローマ法学におけるカウサ=着衣理論
  • 第5章 初期コモン・ロー1:十二世紀グランヴィルに於ける契約「カウサ」理論
  • 第6章 初期コモン・ロー2:十三世紀ブラクトンとアゾの「カウサ=着衣論」
  • 第7章 貸金訴訟令状Debt及び合意訴訟令状Covenantの沿革
  • 第8章 十五世紀から十六世紀にかけての「約因論」の成立と「カウサ=着衣」理論

「BOOKデータベース」 より

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