パトリ「祖国」の方へ : 一九七〇年の「日本発見」

書誌事項

パトリ「祖国」の方へ : 一九七〇年の「日本発見」

柴崎信三著

ウェッジ, 2013.2

タイトル別名

パトリ祖国の方へ : 一九七〇年の日本発見

タイトル読み

パトリ「ソコク」ノ ホウ エ : 1970ネン ノ「ニホン ハッケン」

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注記

主な参考・引用文献: p253-258

内容説明・目次

内容説明

三島由紀夫がいた。川端康成がいた。万博に大衆が押しよせやがて昭和が終った。歴史は輪郭を失い曖昧模糊となっていった。日本はどこから来てどこへ行くのか。忘れていた遠い歌が海鳴りのようにひびく—戦後社会の転回点に日本という「物語」を読む。

目次

  • 第1章 美しい日本と“私”(空っぽな大国—三島由紀夫の死;喝采が途絶える時—川端康成晩景;日本画の運命—寂しい東山魁夷;遠くへ行きたい—旅する若者たち)
  • 第2章 高度成長と“パトリ”(万博と日本の原郷—岡本太郎の“爆発”;カリスマ沈黙—丸山眞男をめぐって;身捨つるほどの祖国—短歌、そして小林秀雄;“世代”の反逆—小津安二郎と「新しい波」)
  • 第3章 “宴のあと”へ(ある“国民の物語”—司馬遼太郎の場合;望郷と中間大衆—田中角栄の蹉跌;“昭和”の遠雷—團伊玖磨と菱沼五郎;MADE IN JAPAN—本田宗一郎と城山三郎)
  • 第4章 それから—“日本”という作法(分去れの道—正田美智子と須賀敦子;「無国籍者」の回心—村上春樹と「団塊の世代」;“母”を探して—江藤淳の“回帰”;“3.11”と日本の風景—ハーンとキーンの“帰郷”)

「BOOKデータベース」 より

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