魂のたそがれ : 世紀末フランス文学試論

書誌事項

魂のたそがれ : 世紀末フランス文学試論

湯沢英彦著

(水声文庫)

水声社, 2013.4

タイトル読み

タマシイ ノ タソガレ : セイキマツ フランス ブンガク シロン

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内容説明・目次

内容説明

ユイスマンス、ジャン・ロラン、メーテルランク、ラシルドなど、19世紀末を生きた作家たちの作品を読み解きながら、魂のありかを見失った「終わり」の時代の人々の、迷いと焦りと闘いを浮かびあがらせる渾身の評論。

目次

  • 第1部 「斬首」の不安、「身体」の過剰(ピエロとマネキン—あるパントマイム脚本をめぐって;パイナップルと魂—ジャン・ロラン『ブーグルロン氏』;「然るべき場所にあるものなど何もない」—メーテルランク『温室』、ラシルド『ヴィーナス氏』その他;「ただ最悪のことが起きる」—ユイスマンス『流れのままに』他二篇;狂想のマチエール—ユイスマンス『仮泊』)
  • 第2部 「彼方」の幻影、「断片」の揺らめき(不可思議なものへの愛—ジャン・ロラン『象牙と陶酔のお姫さまたち』;「この世ならぬ源」を求めて—ユイスマンス『出発』、『スヒーダムの聖女リドヴィナ』など;世界との愚直な絆—写真家アジェとサン=セヴラン教会;「巫女」の時代の終わり—ヒステリーと霊媒をめぐる諸言説について;未知なる魂のために—プルーストの問いかけ)

「BOOKデータベース」 より

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