江戸絵画の非常識 : 近世絵画の定説をくつがえす

書誌事項

江戸絵画の非常識 : 近世絵画の定説をくつがえす

安村敏信著

(日本文化私の最新講義, 01)

敬文舎, 2013.3

タイトル読み

エド カイガ ノ ヒジョウシキ : キンセイ カイガ ノ テイセツ オ クツガエス

注記

参考文献: p302-303

内容説明・目次

内容説明

江戸絵画の「常識」となっている13の事柄を、「本当か?」と疑い、綿密な考証をほどこして検討、定説をくつがえしていく。また、19世紀の京・大坂で活躍した画家70人の事績を、年表とともに紹介する。

目次

  • 俵屋宗達の『風神雷神図屏風』は、晩年に描かれた傑作である。
  • 光琳は宗達を乗り越えようとして、琳派を大成した。
  • 江戸狩野派は粉本主義によって疲弊し、探幽・常信以降は見るべきものがない。
  • 応挙が出て京都画壇は一変した。
  • 長崎に渡来した沈南蘋は、三都に強い影響を与えた。
  • 秋田蘭画は秋田で描かれた。
  • 封建社会の江戸では、閨秀画家の活躍の場は少なかった。
  • 上方で大成した南画は、谷文晁によって江戸に広められた。
  • 浮世絵は江戸庶民の芸術であり、浮世絵師になったのも庶民である。
  • 浮世絵はのちに錦絵といわれるように、版画が主流である。
  • 奇想派があった。
  • 東京芝・増上寺の『五百羅漢図』一〇〇幅は、狩野一信によって描かれた。
  • 油画は明治になってから描かれた
  • 将来の美術史へ向けての基礎的事実

「BOOKデータベース」 より

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