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遠ざかる家

片山恭一著

(小学館文庫, [か2-8])

小学館, 2012.11

Title Transcription

トオザカル イエ

Available at  / 3 libraries

Note

2008年6月刊の加筆改稿

叢書番号はブックジャケットによる

Description and Table of Contents

Description

歯科医・和也は、一人暮らしを続けている。実家の父親の看病を名目に妻は長期不在、大学生の二人の息子も家を出ている。三歳になる猫と気侭な生活を続けていたが、兄・靖彦がアルコール依存症のため緊急入院したことで、物語は動き出す。記憶の底に留まる、ゼラニウムを描いた一枚の油絵を発端に、幼少期の記憶を紐解いていく兄。やがて、その絵は、亡き父が描いたものであることへと逢着する。そして、ゼラニウムとともにその絵に描かれていた少女は、戦時中に五歳で亡くなった叔母であることがわかる。同じく五歳で亡くなった彼らの妹と同じ、明子という名の—。

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Details

  • NCID
    BB12190516
  • ISBN
    • 9784094087680
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    274p
  • Size
    16cm
  • Classification
  • Parent Bibliography ID
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