遠ざかる家
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書誌事項
遠ざかる家
(小学館文庫, [か2-8])
小学館, 2012.11
- タイトル読み
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トオザカル イエ
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注記
2008年6月刊の加筆改稿
叢書番号はブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
歯科医・和也は、一人暮らしを続けている。実家の父親の看病を名目に妻は長期不在、大学生の二人の息子も家を出ている。三歳になる猫と気侭な生活を続けていたが、兄・靖彦がアルコール依存症のため緊急入院したことで、物語は動き出す。記憶の底に留まる、ゼラニウムを描いた一枚の油絵を発端に、幼少期の記憶を紐解いていく兄。やがて、その絵は、亡き父が描いたものであることへと逢着する。そして、ゼラニウムとともにその絵に描かれていた少女は、戦時中に五歳で亡くなった叔母であることがわかる。同じく五歳で亡くなった彼らの妹と同じ、明子という名の—。
「BOOKデータベース」 より