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軍馬と農民

大瀧真俊著

(プリミエ・コレクション, 39)

京都大学学術出版会, 2013.3

タイトル読み

グンバ ト ノウミン

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注記

学位論文「近代日本の軍馬政策と農業及び農家経営 : 第一次馬政計画期 (1906-1935年) の東北産馬業」(京都大学, 2011年) をもとにしたもの

参考・引用文献一覧: p243-250

索引: p253-255

内容説明・目次

内容説明

戦争の時代であった日本近代において、馬は特に戦争との結びつきが強く、それゆえ劇的な変化を遂げた存在であった。軍馬の造成を目的とした大型化が実行され、在来種血統が一気に淘汰されたのである。その急激な変化は、馬を生産・利用する農民の経済的犠牲の下で実現されたものであった。「馬」を軸として、農業史と軍事史を有機的に結んだ意欲作。

目次

  • 序章 軍馬となった日本の馬
  • 第1章 第一次馬政計画期(1906‐35年)の東北産馬業
  • 第2章 馬匹改良政策の展開—馬政計画第一期(1906‐23年)の青森県上北郡
  • 第3章 馬匹改良政策の綻び—馬政計画第一期末の秋田県における重種流行
  • 第4章 軍馬資源確保と農民的馬飼養の矛盾—馬政計画第二期(1924‐35年)の使役農家経営
  • 第5章 軍馬需要の変化と東北馬産—馬政計画第二期(1924‐35年)の馬産農家経営
  • 補章 共進会制度からみた馬匹改良政策の変遷
  • 終章 総括と展望

「BOOKデータベース」 より

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