中華と対話するイスラーム : 17-19世紀中国ムスリムの思想的営為

Bibliographic Information

中華と対話するイスラーム : 17-19世紀中国ムスリムの思想的営為

中西竜也著

(プリミエ・コレクション, 37)

京都大学学術出版会, 2013.3

Other Title

中華と対話するイスラーム : 17-19世紀中国ムスリムの思想的営為

Title Transcription

チュウカ ト タイワ スル イスラーム : 17 19セイキ チュウゴク ムスリム ノ シソウテキ エイイ

Note

博士論文「17・18世紀における中国ムスリムのイスラームについて」(京都大学, 2008年提出) に大幅な修訂と増補を施したもの

文献一覧: p397-412

折り込図1枚

Description and Table of Contents

Description

かつてアジアの各地から中国にやってきたムスリム移民の末裔は、時々の政治的・社会的状況に翻弄されながらも、イスラームの信仰を固守して独自の共同体を維持した。そこには、マイノリティとしての生死を賭けた、彼ら中国ムスリムの知的奮闘があった。いかにしてイスラームを、中国伝統思想、ひいては中国社会の現実と調和させるか?「中国的イスラーム」の実像に迫る。

Table of Contents

  • 第1章 中国ムスリム史および中国イスラーム史概観
  • 第2章 イスラームの「漢訳」における中国伝統思想の浸潤—劉智の「性」の朱子学的側面
  • 第3章 17・18世紀中国内地におけるスーフィズム
  • 第4章 中国ムスリムの法学派観
  • 第5章 イスラームと中華のあいだを生き抜く—19世紀雲南におけるイスラーム法探求
  • 第6章 中国民間所蔵ペルシア語スーフィズム文献—『霊智の要旨』
  • 第7章 スーフィズムとタオイズム—19世紀中国西北部における対話
  • 第8章 清代中国ムスリムのペルシア語文化受容
  • 第9章 中国におけるペルシア語文法学の創成

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