オペラハウスから世界を見る
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オペラハウスから世界を見る
(125ライブラリー, 007)
中央大学出版部, 2013.3
- タイトル読み
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オペラ ハウス カラ セカイ オ ミル
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注記
本編と照合して見たいゼロ年代年表: p145-152
参考文献: p157-159
内容説明・目次
内容説明
現代のオペラ演出は、戦争、暴力、貧困、ジェンダー問題など、同時代の諸問題を作品に反映させ、音楽とともに観客を思考へと誘います。今世紀に入ってからヨーロッパ各地で上演されたオペラ作品が、私たちの時代の芸術としていかに生み直されているか。本書は、耳目を集めた演出の分析を通して、オペラという総合芸術の持つ政治性を問う一冊です。
目次
- 第1章 戦争の時代に:『エレクトラ』、『トロイ人』(ギリシア側から語るトロイ戦争—コンヴィチュニー演出『エレクトラ』;「神意」とは何か—シュレーマー演出『トロイ人』 ほか)
- 第2章 核差社会に生きる人たちのために:『ヴォツェック』(自己認識の手段としての暴力—シェロー演出;人は死ねばゴミになる?—ジョーンズ演出 ほか)
- 第3章 閉じ込められて:『ペレアスとメリザンド』、『ムツェンスク郡のマクベス夫人』(家庭における暴力の連鎖—ヴィーラー&モラビト演出『ペレアスとメリザンド』;墓場の平和—ノルデ演出『ペレアスとメリザンド』 ほか)
- 第4章 ゼロ年代の社会の鏡として:『蝶々夫人』(ケートの肖像—ドイツ各地での演出から;アジアの成長痛—オルバリー演出 ほか)
- 第5章 現代オペラ上演と批評の役割:『タンホイザー』(現代に語り直す「芸術家」物語—オールデン演出;批評の役割)
「BOOKデータベース」 より