心の仕組み
著者
書誌事項
心の仕組み
(ちくま学芸文庫, [ヒ15-1] - [ヒ15-2])
筑摩書房, 2013.5
- 上
- 下
- タイトル別名
-
How the mind works
- タイトル読み
-
ココロ ノ シクミ
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注記
下巻の訳者: 山下篤子
本書は、2003年、日本放送出版協会より刊行された
原著: New York : W. W. Norton, 2009
シリーズ番号はブックジャケットによる
原注: 上巻p565-599. 下巻p495-524
索引: 上巻p600-607. 下巻p525-532
内容説明・目次
- 巻冊次
-
上 ISBN 9784480095008
内容説明
心とは何か?人間が考え、感じ、言葉を話し、愛や友情を交わし、芸術・宗教・哲学といった高尚な精神活動をおこなうとき、心は、そして脳は、いったい何をしているのか?そもそも心はどうやって生まれてきたのか?われわれの祖先が狩猟採集生活のなかで直面したさまざまな問題—物、動物、他の人間を理解し、優位に立つために要求された課題—を解決するなかで、自然淘汰によって心は「設計」されてきた。心と脳の第一人者、ピンカーが「進化心理学」という観点から、未だ謎に満ちた心の世界に鋭く切り込む。
目次
- 第1章 心の構造—情報処理と自然淘汰(ロボットをつくるための課題;精神活動を逆行分析する ほか)
- 第2章 思考機械—心を実感するために(宇宙のどこかに知的生命体はいないのか;自然演算 ほか)
- 第3章 脳の進化—われら石器時代人(賢くなる;生命の設計者 ほか)
- 第4章 心の目—網膜映像を心的記述に転じる(ディープ・アイ;光、影、形 ほか)
- 巻冊次
-
下 ISBN 9784480095015
内容説明
人間は友情をはぐくみ、恋に落ち、家族を愛し、笑い、喧嘩をし、人をだまし、幽霊やUFOを信じる。芸術や宗教といった高尚な精神活動に励むと思えば、男は際限なく新たな相手を求め、女は強い男を求める。このとき、人間の心は、そして脳はいったい何をしているのか?上巻で科学的アプローチから解明した人間の精神活動の不思議を、下巻では歴史的、文化的視点を加えてさらに究明する。はたして心が生まれ、このように進化してきた究極の目的とは?心はじつはわれわれ人類が自らのコピーを最大化するために「設計」されたツールなのか!?気鋭の心理学者、ピンカーがついに謎の極限に踏み込む。
目次
- 第5章 推論—人は世界をどのように理解するか(生態学的知能;カテゴリー化 ほか)
- 第6章 情動—遺伝子の複製を増やすために(普遍的な情熱;感じる機械 ほか)
- 第7章 家族の価値—人間関係の生得的動機(親類縁者;親と子 ほか)
- 第8章 人生の意味—非適応的な副産物(芸術とエンタテインメント;何がそんなにおかしいのか? ほか)
「BOOKデータベース」 より