ナショナリズム : 名著でたどる日本思想入門
著者
書誌事項
ナショナリズム : 名著でたどる日本思想入門
(ちくま文庫, [あ-45-1])
筑摩書房, 2013.5
- タイトル別名
-
ナショナリズム
Nationalism
- タイトル読み
-
ナショナリズム : メイチョ デ タドル ニホン シソウ ニュウモン
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注記
筑摩書房2004年刊の文庫化
ナショナリズム関連年表: 巻末pi-viii
シリーズ番号はブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
自覚、無自覚を問わず、肯定する否定するにかかわらず、われわれの意識を深いところで規定する身体的リアリティ—ナショナリズム。そこでは、さまざまな感覚が交錯、我らの血が沸き問題系がくきやかに浮上する。「近代」「伝統」「国土」「郷土」「文化」「革命」「男気」…。十冊のテキストを手がかりとして、「思想史」を日本の現在を考え抜く道具箱へと変貌させる試み。
目次
- 近代と伝統—日本ナショナリズムとは何か
- この人を見よ!—ナショナリストの肖像 石光真清『城下の人』『曠野の花』『望郷の歌』『誰のために』
- 隠岐コミューンに始まる—郷土のナショナリズム 橋川文三『ナショナリズム』
- ここはお国を何百里—友情のナショナリズム 金田一春彦ほか『日本の唱歌』
- ああ、日本のどこかに—国土のナショナリズム 志賀重昂『日本風景論』
- もののふとたおやめのあいだ—文化のナショナリズム 三宅雪嶺・芳賀矢一『日本人論』
- 民族独立行動隊、前へ!—革命のナショナリズム 小熊英二『“民主”と“愛国”』
- 少年よ、国家を抱け—男気のナショナリズム 本宮ひろ志『男一匹ガキ大将』
- 近代というプロジェクトX—歴史のナショナリズム 司馬遼太郎『坂の上の雲』
- カイシャ・アズ・ナンバーワン—社会のナショナリズム 村上泰亮ほか『文明としてのイエ社会』〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より