「妻殺し」の夢を見る夫たち : ドイツ・ロマン派から辿る「死の欲動」の生態学

書誌事項

「妻殺し」の夢を見る夫たち : ドイツ・ロマン派から辿る「死の欲動」の生態学

中村靖子著

松籟社, 2013.3

タイトル別名

妻殺しの夢を見る夫たち : ドイツロマン派から辿る死の欲動の生態学

タイトル読み

ツマゴロシ ノ ユメ オ ミル オット タチ : ドイツ ロマンハ カラ タドル シ ノ ヨクドウ ノ セイタイガク

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注記

平成23-25年度科学研究費補助金(基盤(C))「死の欲動理論の新展開--脳機能画像研究に基づく身体表象と情動理論の接続の試み」による研究成果

平成24年度ドイツ語学ドイツ文学振興会の助成を受けて刊行されたもの

テクスト・文献: 巻末pviii-xxii

内容説明・目次

内容説明

ある出来事が起こり、それが語り継がれ、多くのヴァリアントを生んでゆく物語的次元の営みには、無数の人々の情念が触発され触発しつつ働いている。共通の主題を変奏する文学作品を読み解きながら、情動をめぐる言説の展開を浮上させる。

目次

  • 1 「ファールン鉱山」モティーフの系譜(「ファールン鉱山」事件;「ファールン鉱山」物語の展開;真理への衝動;トラークル「少年エーリスに寄す」(一九一三年);「生の過剰」)
  • 2 歴史・伝承・物語(リップ・ヴァン・ヴィンクル変奏;マルタン・ゲール事件;「放蕩息子たち」;神話の創設と解体;「汝、偶像をつくるなかれ」—『シュティラー』(一九五四年))
  • 3 「死の欲動」という思想

「BOOKデータベース」 より

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