アメリカン・ヴァイオレンス : 見える暴力・見えない暴力

書誌事項

アメリカン・ヴァイオレンス : 見える暴力・見えない暴力

権田建二, 下河辺美知子編著

(成蹊大学アジア太平洋研究センター叢書)

彩流社, 2013.5

タイトル別名

American violence

アメリカンヴァイオレンス : 見える暴力見えない暴力

タイトル読み

アメリカン・ヴァイオレンス : ミエル ボウリョク・ミエナイ ボウリョク

注記

文献あり

索引: 巻末p7-18

収録内容
  • 暴力と赦し/アレントからデリダをへて二十一世紀世界の新たなるレトリックを求めて : 序にかえて / 下河辺美知子著
  • 「ベニト・セレノ」におけるリーダーの脆弱性 : バボが振りかざす二本目の短刀 / 大武佑著
  • アメリカ独立革命と暴力の幽霊 : ナサニエル・ホーソン「総督邸に伝わる物語」をめぐって / 下河辺美知子著
  • イヴの娘たちの不合意書 : ジョイス・キャロル・オーツ『レイプ : ある愛の物語』における性暴力と主体の行方 / 大串尚代著
  • カタストロフィあるいは「歴史」なき暴力/性 : 『ヴァージニア・ウルフなんかこわくない』と冷戦期アメリカ / 遠藤不比人著
  • 暴力は統御可能である : 『略奪された七人の花嫁』における冷戦的思考 / 日比野啓著
  • 十九世紀中葉における「抵抗する奴隷」の表象 : フレデリック・ダグラスとハリエット・ビーチャー・ストウの間テキスト的対話 / 堀智弘著
  • 黒い恐怖・白い暴力 : トマス・ディクソンの『豹の斑点』における暴力と白人性の構築 / 権田建二著
  • ヒロシマから見たイラク戦争 : 否認され続けるDU(劣化ウラン)ヒバクシャたち / 嘉指信雄著
  • 惑星思考のブラックユーモア : 九・一一以後のアメリカ文学の思想史 / 巽孝之著
  • 嘘と歴史 : 暴力のポリティックス / キャシー・カルース著 ; 下河辺美知子訳
内容説明・目次

内容説明

暴力はいかに発動されるのか…!アメリカ社会における圧倒的現実=暴力をキーワードに、その現在・過去・未来をよみとく。

目次

  • 第1部 暴力の政治的パフォーマンス(「ベニト・セレノ」におけるリーダーの脆弱性—バボが振りかざす二本目の短刀;アメリカ独立革命と暴力の幽霊—ナサニエル・ホーソン「総督邸に伝わる物語」をめぐって)
  • 第2部 セクシャリティは暴力といかなる共犯関係になりうるのか(イヴの娘たちの不合意書—ジョイス・キャロル・オーツ『レイプ—ある愛の物語』における性暴力と主体の行方;カタストロフィあるいは「歴史」なき暴力/性—『ヴァージニア・ウルフなんかこわくない』と冷戦期アメリカ;暴力は統御可能である—『略奪された七人の花嫁』おける冷戦的思考)
  • 第3部 人種のもたらす暴力性(十九世紀中葉における「抵抗する奴隷」の表象—フレデリック・ダグラスとハリエット・ビーチャー・ストウの間テキスト的対話;黒い恐怖・白い暴力—トマス・ディクソンの『豹の斑点』における暴力と白人性の構築)
  • 第4部 核の想像力と国際戦略(ヒロシマから見たイラク戦争—否認され続けるDU(劣化ウラン)ヒバクシャたち;惑星思考のブラックユーモア—九・一一以後のアメリカ文学の思想史;嘘と歴史—暴力のポリティックス)

「BOOKデータベース」 より

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