聖耳
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聖耳
(講談社文芸文庫, [ふA7])
講談社, 2013.6
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セイジ
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注記
年譜: p306-327
著書目録: p328-332
2000年9月刊『聖耳』(講談社刊)を底本としている
収録内容
- 夜明けまで
- 晴れた眼
- 白い糸杉
- 犬の道
- 朝の客
- 日や月や
- 苺
- 初時雨
- 年末
- 火の手
- 知らぬ唄
- 聖耳
内容説明・目次
内容説明
五度にわたる眼の手術の後、視覚ばかりか聴覚にまで異常を来しはじめた男。研ぎ澄まされていく感覚と、その崩壊とともに日常が、時空が、変貌を遂げていく。東京大空襲の記憶から、京の夜の女の泣き声に異変を聴く醍醐天皇の聖譚まで—思考と追想の果てに何を見るか。文学と日本語の可能性を限りなく広げながら、今なお極北を歩み続ける著者の、真骨頂を示す連作短篇集。
「BOOKデータベース」 より