ガンダムがわかれば世界がわかる
著者
書誌事項
ガンダムがわかれば世界がわかる
(宝島社新書, 384)
宝島社, 2013.5
- タイトル別名
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宇宙世紀の政治経済学
- タイトル読み
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ガンダム ガ ワカレバ セカイ ガ ワカル
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注記
「宇宙世紀の政治経済学」(2005.8刊)の改題、増補改訂
参考文献: p244-245
内容説明・目次
内容説明
“一年戦争”の国際法上の位置づけは?「多品種少量生産」を極めたジオン驚異のメカニズムはどのようにして可能になったのか?ギレン、チャーチル、ケネディ—国民を鼓舞して止まない名演説に共通する要素とは?『機動戦士ガンダム』の背景世界である“宇宙世紀”は、その存在感と緻密さにおいて、すでにひとつの“歴史”である。「賢者は歴史に学ぶ」と言う。ならば21世紀から宇宙世紀を読むことで、また宇宙世紀を補助線に現代を考えることで、私たちは歴史を、世界を、よりよく理解することができるようになるのではないか。本書は、本邦初の“宇宙世紀の政治経済学”なのである。
目次
- 第1章 公国の構造と力(一気にわかるジオンの作り方—武装勢力か国家か;公国誕生に見る“歴史の教訓”—国家建設を支えたもの;コロニー落としは犯罪ではなかった—一年戦争と国際法;ギレン、チャーチル、JFK—演説する政治家たち;王家の肖像—家内制国家経営とザビ家の憂鬱;ジオン驚異のメカニズム—多品種少量生産のカラクリ)
- 第2章 地球連邦の舞台裏(連邦軍と戦後日本政治史—55年体制から田中角栄まで;ホワイトベースとは何だったのか—宇宙翔ける不審船/究極のOJT)
- 第3章 宇宙世紀の戦後史(ティターンズは繰り返す—平和が強硬派を育てる歴史の皮肉;エゥーゴを貫く“正義”と“経済”—原理主義と軍産複合体の奇妙な結婚;ニュータイプと21世紀の政治学—「文明の衝突」と「歴史の終わり」の間に)
「BOOKデータベース」 より