普遍音樂 : 調和と不調和の大いなる術
著者
書誌事項
普遍音樂 : 調和と不調和の大いなる術
工作舎, 2013.7
- タイトル別名
-
Musurgia universalis, sive, Ars magna consoni et dissoni
Musurgia universalis
普遍音楽 : 調和と不調和の大いなる術
- タイトル読み
-
フヘン オンガク : チョウワ ト フチョウワ ノ オオイナル ジュツ
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注記
アタナシウス・キルヒャー著『普遍音楽』(Musurgia universalis, 1650)のアンドレアス・ヒルシュ篇のドイツ語版を基にした日本語訳
底本はMusurgia universalis (Leipzig: Zentralantiquariat der DDR, 1988)を用い、ラテン語版原著リプリント版Musurgia universalis (Hildesheim: G. Olms, 1970)を常時参照
参考文献: p428-439
内容説明・目次
内容説明
『普遍音楽』は、一七世紀に記された最も重要な論考のひとつであり、バッハやヘンデルら後代の作曲家たちに多大な影響を与えた。しかし、好奇心のかたまりであり、奇事異聞のこよなき愛好者であるキルヒャーの想像力は、音楽史の枠にとどまることがない。彼は彼の時代までに行われていたほとんどの作品形式について、ていねいに論を進める一方、ひとたび古代音楽を俎上にあげると、その空想力と妄想力は全開となる。ナマケモノの歌、歌う魚、猫オルガン、拡声器、盗聴装置、会話する彫像、イオリア竪琴、自動作曲機械などの不可思議な事物が次々に登場。さらに実験的音響論は、「音は光をまねる猿である」という主題のもとに語られ、宇宙の神秘と真理はパイプオルガンの音と構造の中に見出される。驚異に満ちたアタナシウス・キルヒャーの伝説的代表作、本邦初登場。
目次
- 第1巻 解剖学
- 第2巻 文献学
- 第3巻 楽器
- 第4巻 比較—新旧の音楽、二種
- 第5巻 魔術
- 第6巻 類比—自然のデカコルドンすなわち十管の楽器
「BOOKデータベース」 より