夏草冬濤
著者
書誌事項
夏草冬濤
(新潮文庫, い-7-52,
新潮社, 2013.1
29刷改版
- 上
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- タイトル読み
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ナツグサ フユナミ
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注記
昭和39年9月27日より40年9月13日まで350回にわたって「産経新聞」に連載され、昭和41年6月に新潮社より刊行された作品を上下2冊で文庫化したもの (平成元年5月発行) を改版したもの
各巻ページ数: 上: 495p, 下: 440p
内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784101063331
内容説明
伊豆湯ケ島の小学校を終えた洪作は、ひとり三島の伯母の家に下宿して沼津の中学に通うことになった。洪作は幼時から軍医である父や家族と離れて育ち、どこかのんびりしたところのある自然児だったが、中学の自由な空気を知り、彼の成績はしだいに下がりはじめる。やがて洪作は、上級の不良がかった文学グループと交わるようになり、彼らの知恵や才気、放埒な行動に惹かれていく—。
- 巻冊次
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下 ISBN 9784101063348
内容説明
洪作は四年に進級するが、自由奔放な文学グループと行動を共にするようになってからは成績は下がる一方で、ついに彼は沼津の寺にあずけられる羽目になった。おくてで平凡な少年の前に、急速に未知の世界が開けはじめる。—陽の光輝く海辺の町を舞台に、洪作少年がいかにして青春に目覚めていったかを、ユーモアを交えた爽やかな筆に描き出す。『しろばんば』に続く自伝長編。
「BOOKデータベース」 より