書誌事項

渋沢栄一

鹿島茂著

(文春文庫, [か-15-8], [か-15-9])

文藝春秋, 2013.8

  • 上 : 算盤篇
  • 下 : 論語篇

タイトル読み

シブサワ エイイチ

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注記

渋沢栄一年表・索引: 下巻末

叢書番号はブックジャケットによる

内容説明・目次

巻冊次

上 : 算盤篇 ISBN 9784167590079

内容説明

近代日本の「資本主義」をつくりだした渋沢栄一。彼がその経済思想を学んだのは、ナポレオン3世の統べるフランスからだった。豪農の家に生まれ、尊王攘夷に燃えた彼は、一転、武士として徳川慶喜に仕えることになり、パリ万博へと派遣される。帰国後、維新政府に迎えられるが。波乱万丈の人生を描く、鹿島茂渾身の評伝。

目次

  • 第1章 渋沢なくして日本の奇跡はなかった(近代的資本主義へのジャンプ;武士にならなかった父 ほか)
  • 第2章 パリで西洋文明の本質を見抜く(「産業皇帝」ナポレオン三世の演説;フリュリ・エラールとの出会い ほか)
  • 第3章 大蔵官僚として「円」を造る(慶喜との再会;最初の「株式会社」商法会所 ほか)
  • 第4章 日本の資本主義を興す(「私」を結集せよ;三井入りを断る ほか)
巻冊次

下 : 論語篇 ISBN 9784167590086

内容説明

「どうしたら、永く儲けられるのか?」欲望を肯定しつつ、一定の歯止めをかける。—出した答えは、「論語と算盤」だった。大蔵省を退官し、五百を数える事業に関わり、近代日本経済の礎をつくった渋沢。事業から引退した後半生では、格差社会、福祉問題、諸外国との軋轢など、現代にも通じる社会問題に真っ向から立ち向かう。

目次

  • 第5章 すべては「民」の発展のために(東京高商の設立;利殖は二の次 ほか)
  • 第6章 民間外交でみせた手腕(アメリカで原点に返る;民間外交は膠のごとく ほか)
  • 第7章 「論語」を規範とした倫理観(田園都市の理想;女子教育への期待 ほか)
  • 第8章 近代性に貫かれた家庭人としての渋沢(もうひとりの渋沢;明治実業家の光と影 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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