洛北岩倉と精神医療 : 精神病患者家族的看護の伝統の形成と消失

書誌事項

洛北岩倉と精神医療 : 精神病患者家族的看護の伝統の形成と消失

中村治著

世界思想社, 2013.9

タイトル読み

ラクホク イワクラ ト セイシン イリョウ : セイシンビョウ カンジャ カゾクテキ カンゴ ノ デントウ ノ ケイセイ ト ショウシツ

注記

参考文献: p137-142

岩倉精神医療史略年表: p143-144

索引: p149-151

内容説明・目次

内容説明

精神障害者が人間らしく生きるために—京都洛北・岩倉の実践。精神障害者を閉じ込めず、一般民家で預かって、共に暮らしていた洛北岩倉。本書は、その歴史を著者長年にわたる聞き取りと地元に残る史料により解明し、地域で精神障害者を看護していくためのヒントを得ようとする試みである。

目次

  • 岩倉の大雲寺と精神病とのかかわり始め
  • 後水尾上皇と岩倉
  • 大雲寺十一面観世音菩薩の開帳と参篭人の定着
  • 大雲寺参篭人の病気の種類
  • 参篭人の受け入れ体制—実相院・大雲寺・法師・茶屋
  • 参篭人受け入れの拡大と「強力」
  • 後三条天皇第三皇女に関する伝承をめぐって
  • 京都癲狂院の設立と岩倉における精神病患者預かりの禁止
  • 京都癲狂院設立をめぐる不自然さ
  • 岩倉と久世における精神病患者処遇批判の不自然さ〔ほか〕

「BOOKデータベース」 より

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