対立と共存の歴史認識 : 日中関係150年
著者
書誌事項
対立と共存の歴史認識 : 日中関係150年
東京大学出版会, 2013.8
- タイトル別名
-
Between conflict and co-existence historical understanding : Sino-Japanese relations over 150 years
対立と共存の歴史認識
- タイトル読み
-
タイリツ ト キョウゾン ノ レキシ ニンシキ : ニッチュウ カンケイ 150ネン
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注記
欧文タイトルは標題紙裏による
参考文献: 章末
関連年表: p429-433
内容説明・目次
内容説明
歴史認識は現実の日中関係にさまざまな影響を及ぼしている。この状況をどのように受け入れ、和解を目指すのか。日中の間で苦悩した人々に焦点をあて、未来の日中関係を見つめる。日中の研究者らによる歴史認識研究の新たな視点。
目次
- 第1部 想像と論理(1880年前後の日中ジャーナリズム論争—琉球併合・アジア・相互イメージ;清末駐日使節団の日本理解—琉球・朝鮮・条約改訂;亡国、亡省、亡人—1915年から25年における中国の3回にわたる反日運動の変化;戦火での映像と人生—日中全面戦争時の重慶映画と映画人)
- 第2部 権益と共存(中国青年将校の日本陸軍留学体験—蒋介石の高田時代を例として;第1次世界大戦中の「戦後」構想—講和準備委員会と幣原喜重郎;日本の中国統治と中国人顧問—関東州・劉心田を事例として;相反する日本憲政観—美濃部達吉と張知本を中心に;1950年代における戦争記憶と浅い和解—元日本軍人訪中団を中心に;中国の改革開放と太平正芳—第1次円借款を中心として)
- 第3部 構想と交渉(日中関係のなかの「中国通」外交官—芳沢謙吉・有吉明の時代;日中戦争初期における中国の対日方針—トラウトマン工作をめぐる孔祥煕の活動を中心として;周恩来と日本—人的ネットワークと対日外交の展開を中心に;高碕達之助と戦後日中関係—日本外交における「政治」から「経済」への転換;廖承志と中国の対日「民間」外交;「紅い貴族」の民間外交—西園寺公一の役割と機能)
「BOOKデータベース」 より