田辺元とハイデガー : 封印された哲学

書誌事項

田辺元とハイデガー : 封印された哲学

合田正人著

(PHP新書, 884)

PHP研究所, 2013.10

タイトル読み

タナベ ハジメ ト ハイデガー : フウイン サレタ テツガク

大学図書館所蔵 件 / 40

この図書・雑誌をさがす

内容説明・目次

内容説明

田辺元の「種の論理」は、国民総動員を哲学的に裏づけたため戦後封印される。しかし田辺は戦後、戦争遂行を懺悔し、「日本民主主義」を提唱して戦後日本の進むべき道を示した。西田やハイデガーに影響を受けつつも、西田の神秘主義やハイデガーの「他者の不在」を批判した田辺の哲学の本質に迫る。特に田辺が生涯を費やした、ハイデガーの存在学との対決について精緻に論述。「種の論理」がいま私たちに突きつけているものとは何か。

目次

  • 序章 われらが第二の哲学者(第一の哲学者・西田幾多郎;楕円的磁場の形成 ほか)
  • 第1章 種の論理の懐胎(戦場の刃;ブラジル移民 ほか)
  • 第2章 種の論理の成立(戦争と哲学;魔の山 ほか)
  • 第3章 種の論理の変容(変化の無変化/無変化の変化;国家と戦争 ほか)
  • 第4章 最後の対決の明日(逆流する河;ニーチェの方へ ほか)

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

ページトップへ