南方熊楠記憶の世界 : 記憶天才の素顔
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南方熊楠記憶の世界 : 記憶天才の素顔
慧文社, 2013.8
- タイトル別名
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南方熊楠 : 記憶の世界 : 記憶天才の素顔
- タイトル読み
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ミナカタ クマグス キオク ノ セカイ : キオク テンサイ ノ スガオ
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注記
主要参考文献: p345-349
内容説明・目次
内容説明
博物学者、生物学者、民俗学者として数々の優れた業績を残した南方熊楠(1867‐1941年)の生涯は、数々の「伝説」に彩られている。小学生の頃に『和漢三才図会』や『太平記』を丸暗記してノートに筆写した。そして、その驚異的な記憶力は晩年においても衰えることがなかった、などと言われている。しかし、これらは事実であろうか?本書は、南方熊楠の「記憶」の問題に光をあて、様々な「伝説」を排して熊楠の「記憶」の実態を明らかにしようと試みる。さすがの熊楠も40代なかば頃から記憶低下に悩み、それに懸命に対処しようとする姿も描かれている。さらに、彼の「記憶」と「学問」とがどのように関与していたのか、という問題の一端も解明しようとした野心的快著!
目次
- 第1章 南方熊楠の記憶伝説—三つの伝説の再検討
- 第2章 南方熊楠の記憶の実態
- 第3章 南方熊楠の記憶方法の概略—記銘・保持・想起
- 第4章 南方熊楠の記憶低下の自覚とその要因
- 第5章 南方熊楠の記憶低下とその対処法
- 第6章 南方熊楠の和文論文の役割—和文論文外部記憶装置説の試み
- 第7章 南方熊楠の記憶構造—和文論文の検討を通して
- 第8章 南方熊楠の学問分野の重心移動—民俗学から植物学へ
- 終章
- 附論 南方熊楠の周期的不快と「田辺抜書」
「BOOKデータベース」 より