柳橋物語 ; むかしも今も
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柳橋物語 ; むかしも今も
(山本周五郎長篇小説全集 / 山本周五郎著, 第5巻)
新潮社, 2013.9
- タイトル読み
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ヤナギバシ モノガタリ ; ムカシ モ イマ モ
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内容説明・目次
内容説明
貧しい横丁に研屋の祖父と二人きりで暮すおせん(『柳橋物語』)、名の知れた指物師の一人娘として何不足なく育ったまき(『むかしも今も』)。幼い恋を信じ、男の帰りを待ちつづける二人に、天変地異と大火事が襲いかかる。世間の荒波に揉まれ、半死半生の目に遭いながらも必死に生きぬくうち、二人はいつしか本当の愛に気づいてゆく—。おせん曰く、「幸太さん、あなたの苦しいといった気持が、辛かったと云った気持がどんなものだったか、そのときはじめてあたしにわかったのよ」苛酷な運命に翻弄される女たちと、愚直なまでの愛を貫き通す男たち。思わず目がしらが熱くなる、下町人情の傑作二篇。
「BOOKデータベース」 より