科学するブッダ : 犀の角たち
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科学するブッダ : 犀の角たち
(角川文庫, 18216)
KADOKAWA, 2013.10
- タイトル読み
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カガク スル ブッダ : サイ ノ ツノタチ
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注記
「犀の角たち」(大蔵出版 2006年刊)の改題,加筆修正
ブックジャケットに「角川ソフィア文庫 G-110-1」の記載あり
内容説明・目次
内容説明
科学と仏教。このまったく無関係に見える二つの人間活動には、驚くべき共通性がある。生命や宇宙の解明を目指し、発展してきた科学。それは古来、賢人たちが抱いていた天動説のような「神なる視点」との決別の歴史だった。一方の仏教も、神秘的な絶対者の力を否定し、人間の存在だけをよりどころに世界観を組み上げようと生まれた宗教である。両者が向かう先を徹底した論理で探求。知られざる関係性を明らかにする知的冒険の書。
目次
- 第1章 物理学—科学のパラダイムシフトから進展の方向性を探る(進歩の本質は“パラダイムシフト”;科学の祖デカルトの功績 ほか)
- 第2章 進化論—過去に一度だけ起こった生物進化を巡って(進化論はキリスト教との攻防の歴史;「人間は特別ではない」と考えたラマルク ほか)
- 第3章 数学—思考だけで成り立つ美しい世界は絶対の真理なのか(大きなふたつの転換点;ギリシャ数学に危機をもたらした無理数 ほか)
- 第4章 釈尊、仏教—自己の努力だけをよりどころにした希有な宗教(脳科学と人間化の関係;フロイトへの批判はなにを意味するのか ほか)
- 第5章 そして大乗—仏教の多様性はいかにして生まれ、どこに向かうのか(ブッダ以後の広がり;仏教学最大のパラダイムシフトは江戸時代 ほか)
「BOOKデータベース」 より