島々の発見 : 「新しいブリテン史」と政治思想
著者
書誌事項
島々の発見 : 「新しいブリテン史」と政治思想
名古屋大学出版会, 2013.12
- タイトル別名
-
The discovery of islands : essays in British history
島々の発見 : 新しいブリテン史と政治思想
- タイトル読み
-
シマジマ ノ ハッケン : 「アタラシイ ブリテンシ」ト セイジ シソウ
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注記
その他の訳者: 石川敬史, 片山文雄, 古城毅, 中村逸春
監訳: 犬塚元
原本の出版事項: Cambridge University Press, 2005
参考文献: 巻末p6-23
内容説明・目次
内容説明
主権と歴史のあいだ—歴史のポストモダニズムに抗しつつ、大西洋・太平洋を含む「群島」の視点から、多元・多層的な「新しいブリテン史」を構想。はたして主権を離れて歴史を語れるのか。グローバルヒストリーにも重い問いを投げかける、政治思想史の碩学によるもう一つの代表作。
目次
- 第1部 フィールドの提唱(対蹠地の認識;ブリテン史—新たな主題に向けた訴え)
- 第2部 三王国とイングランド問題(拡張されたフィールド—導入として;二つの王国と三つの歴史?—ブリテンの様々な文脈における政治思想;大西洋諸島と三王国戦争;歴史のなかの第三の王国)
- 第3部 第一の合同の時代における帝国と反乱(一六八八年以後の群島、ヨーロッパ、大西洋;一六八八年の意義—ウィッグ的な歴史をめぐる省察;帝国、国家、国家連合—多元的君主国における危機としてのアメリカ独立戦争;ブリテン史における合同)
- 第4部 見慣れぬ多元性のなかのニュージーランド(ネオ・ブリテン人と三つの帝国;タガタ・フェヌアと啓蒙の人類学;分断された文化における法、主権、歴史—ニュージーランドとワイタンギ条約の事例)
- 第5部 ブリテン、ヨーロッパ、ポストモダン的歴史(二〇世紀後半における主権と歴史;ヨーロッパを脱構築する;新しいブリテン史の政治;結論—歴史、主権、アイデンティティ)
「BOOKデータベース」 より