自己が心にやってくる : 意識ある脳の構築
著者
書誌事項
自己が心にやってくる : 意識ある脳の構築
早川書房, 2013.11
- タイトル別名
-
Self comes to mind : constructing the conscious brain
- タイトル読み
-
ジコ ガ ココロ ニ ヤッテ クル : イシキ アル ノウ ノ コウチク
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注記
注: p395-433
内容説明・目次
内容説明
われわれヒトの生物種としての特徴は大きな脳をもち、複雑な行動ができること。しかし、複雑な行動はヒトの専売特許ではなく、単細胞生物だってする。では違いはどこにあるか。それは意識の有無だ。そして、意外に思えるかもしれないが、意識はわれわれの心のなかに「自己」がやってくるまでできあがらないのである…行動における感情・情動の意外な重大さを知らしめた「ソマティック・マーカー仮説」をはじめとする、神経医学の豊富な症例に裏づけられた学説により脳科学の第一人者と目されるダマシオが、意識の形成に関するこれまでの自説を微調整しつつ、文化や文明をも視野に入れた大胆な仮説を打ち出す待望の最新作。
目次
- 第1部 出直し(目を覚ます;生命調整から生物学的価値へ)
- 第2部 脳の中にあって心になれるのはどんなもの?(マップづくりとイメージづくり;心の中の身体;情動と感情;記憶のアーキテクチャ)
- 第3部 意識を持つ(意識を観察する;意識ある心を作る;自伝的な自己;まとめあげる)
- 第4部 意識の後しばらく(意識と共に生きる)
「BOOKデータベース」 より