ロマの血脈
著者
書誌事項
ロマの血脈
(竹書房文庫, ろ1-7,
竹書房, 2013.5
- 上
- 下
- タイトル別名
-
The last oracle
- タイトル読み
-
ロマ ノ ケツミャク
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注記
下巻の記述は第2刷 (2013.6刊) による
内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784812494813
内容説明
シグマフォースのグレイ・ピアース隊長の目の前で一人の男性が射殺された。著名な神経学者であるその男性、アーチボルド・ポークは、致死量の放射線を浴びていた。デルポイの神殿が描かれた硬貨と、不思議な能力を持つ少女の手による絵を手がかりに、グレイたちシグマの隊員は、ポークの娘エリザベス、ロマの男性ルカとともに、インドへと向かう。一方、ロシアのウラル山脈で記憶を失った一人の男性が目を覚ました。彼は不思議な能力を持つ三人の子供から、「僕たちを救い出して」との依頼を受ける。その頃、ロシアではニコライ・ソロコフ上院議員とサヴィーナ・マートフ少将を中心に、チェルノブイリ原発を利用したロシア再興計画が進んでいた。その計画に参加させられていたのが、不思議な能力を持つ子供たちだったのだ。子供たちの能力を増幅させる人体実験には、シグマの存在を疎ましく思うアメリカのグループも関与していた…。
- 巻冊次
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下 ISBN 9784812494820
内容説明
インドでポークの同僚、ハイデン・マスターソンと出会ったグレイたちは、パンジャブ地方でギリシアの神殿の遺跡を発見する。しかし、デルポイの巫女から現代へと連なる血筋の謎を解明したものの、ロシア側に捕えられてしまう。三人の子供たちと行動を共にする記憶喪失の男性も、カラチャイ湖の放射線に怯えながら、追っ手の猛獣の恐怖と戦っていた。廃炉となったチェルノブイリ原発四号炉を「新しい石棺」で密閉する式典が進むにつれて、ソロコフとマートフによる二つの作戦—世界各国首脳を抹殺する「ウラヌス作戦」と、地球の生態系を壊滅させる「サターン作戦」—の開始が迫る。グレイと記憶喪失の男性は、作戦を阻止することができるのか?デルポイの巫女の預言「世界は燃えてしまう」は、現実のものとなってしまうのか?人類の運命は、グレイでも記憶喪失の男性でもなく、ある一人の少年の手に委ねられることとなる…。
「BOOKデータベース」 より