中江兆民 : 百年の誤解
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中江兆民 : 百年の誤解
時事通信出版局 , 時事通信社 (発売), 2013.12
- タイトル別名
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Nakae Chomin : misunderstandings for a century concerning a great culture hero
- タイトル読み
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ナカエ チョウミン : ヒャクネン ノ ゴカイ
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内容説明・目次
内容説明
“東洋のルソー”の正体は日本の伝統に棹差そうとする保守思想家であった!近代日本思想史における俗論を糺す著者渾身の一冊!
目次
- 兆民を「もとおる」—滑稽譚で矛盾を乗り超えんとした人
- 心理劇「三酔人」の脚本や如何—大愚は大賢に通ず
- 大きくかつ長い誤解にさらされて—西洋哲学の全貌をみた者の運命
- 哀しきトリック・スター—認識と政治と生活を区別しなかったがゆえに
- 「共和制」の神髄を明察した—「君民共治」が「今ルソー」のレス・ピュブリカ
- 急進を厭う進化論—陽明学徒は西洋を慕いはしない
- 平等への「醒めた夢」—平等「主義」に走りはしなかった
- 直接民主制と間接民主制のあいだの境界線—その線上には高い壁がある
- 諭吉と兆民—かくも近い二人をかくも遠くに隔てたのは何か
- 金銭と異性にまつわる生の修羅場—「勇民」はそこに突き進んだ
- 「政治と哲学」を架橋するとは—哲人統治の幻
- 素朴かつ真率なナショナリスト—国民党結成という「偉大な頓痴気」
- 「一年半の命」—死の意味を求めて
- 明治の震撼を鎮めようとした十日間—兆民は無神・無霊・無自由で死に得たか
- 「考える葦」—これが兆民論の結語
「BOOKデータベース」 より