仏典はどう漢訳されたのか : スートラが経典になるとき

書誌事項

仏典はどう漢訳されたのか : スートラが経典になるとき

船山徹著

岩波書店, 2013.12

タイトル別名

Making sutras into 'Classics' (jingdian) : how Buddhist scriptures were translated into Chinese

仏典はどう漢訳されたのか

仏典はどう漢訳されたのか

タイトル読み

ブッテン ワ ドウ カンヤク サレタノカ : スートラ ガ キョウテン ニ ナル トキ

注記

参考文献: p261-273

仏典漢訳史略年表: p275-280

内容説明・目次

内容説明

サンスクリット語などインドの言葉が原語であった仏典は、中国の文字や言葉に翻訳されて伝わることにより、東アジアの文化的基層となった。鳩摩羅什や玄奘ら、高僧たちの翻訳理論とはいかなるものか。どのような体制で、どれくらいのスピードで行われたのか。中国に無かった概念をどう訳したのか。さらに、中国で作られた、「偽経」とは?仏典の漢訳という、人類の壮大な知的所産を、専門外の読者にもわかりやすく解説した、初めての本。

目次

  • 第1章 漢訳という世界へのいざない—インド、そして中国へ
  • 第2章 翻訳に従事した人たち—訳経のおおまかな歴史
  • 第3章 訳はこうして作られた—漢訳作成の具体的方法と役割分担
  • 第4章 外国僧の語学力と、鳩摩羅什・玄奘の翻訳論
  • 第5章 偽作経典の出現
  • 第6章 翻訳と偽作のあいだ—経典を“編輯”する
  • 第7章 漢訳が中国語にもたらしたもの
  • 第8章 根源的だからこそ訳せないもの
  • 第9章 仏典漢訳史の意義

「BOOKデータベース」 より

詳細情報
  • NII書誌ID(NCID)
    BB14384499
  • ISBN
    • 9784000246910
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    xvi, 284, 10p, 図版 [3] p
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
  • 件名
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