絵画の臨界 : 近代東アジア美術史の桎梏と命運

Author(s)

Bibliographic Information

絵画の臨界 : 近代東アジア美術史の桎梏と命運

稲賀繁美著

名古屋大学出版会, 2014.1

Other Title

Images on the edge : a historical survey of East Asian trans-cultural modernities

Images on the edge : a historical survey of East Asian cross-cultural modernities

Title Transcription

カイガ ノ リンカイ : キンダイ ヒガシアジア ビジュツシ ノ シッコク ト メイウン

Available at  / 150 libraries

Note

英文要旨のタイトル: Images on the edge : a historical survey of East Asian trans-cultural modernities

英文目次のタイトル: Images on the edge : a historical survey of East Asian cross-cultural modernities

図版文献案内: 巻末p45-55

Description and Table of Contents

Description

近代以降の地政学的変動のなかで、絵画はいかなる役割を背負い、どのような運命に翻弄されてきたのか。浮世絵から極東モダニズム、植民地藝術、現代美術まで、「日本美術」「東洋美術」の揺れ動く輪郭を歴史的に見据えつつ、国境を跨ぐイメージと文化の相互作用を、その接触の臨界に立って考察する。

Table of Contents

  • 第１部　内と外からみた日本美術（挿絵の想像力—西洋舶来の書籍情報と徳川日本の視覚文化の変貌；西洋の日本美術像と日本の自画像　ほか）
  • 第２部　東洋美術の越境—インドの岡倉覚三（岡倉覚三と「インド美術」の覚醒—東洋美術史におけるその遺産と忘却；『東洋の理想』と二人の女性—ジョセフィン・マクラウドとシスター・ニヴェディタ　ほか）
  • 第３部　極東モダニズムと東洋回帰（『白樺』と同時代の世界的モダニズム；黒田重太郎と京都モダニズム　ほか）
  • 第４部　植民地朝鮮と「満洲国」をめぐる藝術（東洋美術のジレンマ—岡倉覚三・柳宗悦・魯迅；古蹟保存の植民地主義と植民地主義の文化遺産—朝鮮総督府の政策と淺川巧とのあいだ　ほか）
  • 第５部　文化政策と東西対話（ブエノス・アイレスの雪舟—島崎藤村の国際ペン・クラブ参加；小松清とヴェトナム—仏印進駐期日本の文化政策とその余波　ほか）

by "BOOK database"

Details

Page Top