冥談
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冥談
(角川文庫, 18300)
KADOKAWA, 2013.12
- タイトル読み
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メイダン
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注記
メディアファクトリー (2010年3月刊) に加筆修正して文庫化したもの
内容説明・目次
内容説明
庭に咲く艶々とした椿の花とは対照に、暗い座敷に座る小山内君は痩せ細り、土気色の顔をしている。僕は小山内君に頼まれて留守居をすることになった。襖を隔てた隣室に横たわっている、妹の佐弥子さんの死体とともに。しかしいま、僕の目の前に立つ佐弥子さんは、儚いほどに白く、昔と同じ声で語りかけてくる。彼女は本当に死んでいるのだろうか。「庭のある家」をはじめ、計8篇を収録。生と死のあわいをゆく、ほの瞑い旅路。
「BOOKデータベース」 より