様式の基礎にあるもの : 絵画芸術の哲学
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様式の基礎にあるもの : 絵画芸術の哲学
三元社, 2013.12
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ヨウシキ ノ キソ ニ アル モノ : カイガ ゲイジュツ ノ テツガク
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文献あり
Description and Table of Contents
Description
「現実に最も忠実なヴィジョン、それを私たちに与えてくれるのは様式だ。」ジャコメッティのこのにわかには納得し難い言葉を導きとして、視覚の条件をはじめとして、文化一般・人間一般が持っている「型」に関わる問題として様式を哲学的課題ととらえ、その根底にせまる。
Table of Contents
- 第1章 様式の基礎にあるもの—ジャコメッティの言葉に導かれて(様式と模倣;ジャコメッティとともにルーヴルを歩く;「再現の芸術」の心理学的基礎;装飾芸術の心理学的基礎;様式の歴史性;ル・ナン)
- 第2章 風景論としての風景画(哲学にとっての風景;風景画の誕生とその展開;人工的風景;山水画の変遷;風景画の現代)
- 第3章 富岡鉄斎論—伝統と近代との逆説的結合(なぜ、鉄斎か;江戸期の絵画事情;江戸期の南画;冨岡鉄斎における南画;富岡鉄斎の思想;富岡鉄斎の実像を求めて)
- 第4章 すれ違ってしまった二つの青春—浅井忠とフェノロサ(浅井忠の青春;フェノロサの青春;すれ違いになった二つの青春)
- 第5章 西洋の呪縛からの解放?—和辻における回帰と普遍志向(『偶像再興』;『ニイチェ研究』—近代の否定なのか?近代の肯定なのか?;『古寺巡礼』—日本への回帰?あるいは近代の主張?;『日本古代文化』—新たなる普遍への歩み)
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