近世から近代へ
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近世から近代へ
(シリーズ遊廓社会, 2)
吉川弘文館, 2014.1
- タイトル読み
-
キンセイ カラ キンダイ エ
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注記
参考文献: 各章末
収録内容
- シリーズ遊廓社会2 : 近世から近代へ : 序文 / 佐賀朝 [執筆]
- 幕末開港と「倭夷之差別」 : 外国人向け遊郭成立序説 / 吉田ゆり子 [執筆]
- 居留地付き遊廓 : 東京と大阪 / 佐賀朝 [執筆]
- 奴隷制なき自由? : 近代日本における「解放」と苦力・遊女・賤民 / ダニエル V.ボツマン [執筆]
- 祇園 : 京都の遊所女紅場 / 松田有紀子 [執筆]
- 「軍都」金沢と遊廓社会 / 本康宏史 [執筆]
- 飯田遊廓と娼妓の生活 / 齊藤俊江 [執筆]
- 白山 : 東京の三業地 / 初田香成 [執筆]
- 温泉場の私娼とその空間 : 昭和初期熱海における酌婦と芸妓 / 松田法子 [執筆]
- 植民地朝鮮における遊廓の移植と展開 : 植民地都市・馬山と鎮海を中心に / 金富子 [執筆]
- 公娼制度廃止問題の国際的位置 : 一九二〇~三〇年代 / 小野沢あかね [執筆]
内容説明・目次
内容説明
幕末の開港や明治五年の芸娼妓解放令をうけて、遊廓はどのように変化したのか。遊女や遊女屋の身分的・社会的なあり方に注目して明らかにする。居留地・軍都・温泉場・植民地など、多様な地域につくられた遊廓を具体的に描き出し、遊廓社会の固有性と普遍性を考察する。また、日本の公娼制度の歴史的な特質を、国際関係の視点から検討する。
目次
- 第1部 近代公娼制と外国人遊廓(幕末開港と「倭夷之差別」—外国人向け遊廓成立序説;居留地付き遊廓—東京と大阪;奴隷制なき自由?—近代日本における「解放」と苦力・遊女・賎民;祇園—京都の遊所女紅場)
- 第2部 都市化と遊廓・三業地(「軍都」金沢と遊廓社会;飯田遊廓と娼妓の生活;白山—東京の三業地;温泉場の私娼とその空間—昭和初期熱海における酌婦と芸妓)
- 第3部 アジアの中の日本公娼制(植民地朝鮮における遊廓の移植と展開—植民地都市・馬山と鎮海を中心に;公娼制度廃止問題の国際的位置—一九二〇〜三〇年代)
「BOOKデータベース」 より