日本古代王権と唐物交易

書誌事項

日本古代王権と唐物交易

皆川雅樹著

吉川弘文館, 2014.3

タイトル別名

日本古代「唐物」関係史の研究

タイトル読み

ニホン コダイ オウケン ト カラモノ コウエキ

大学図書館所蔵 件 / 113

この図書・雑誌をさがす

注記

博士論文『日本古代「唐物」関係史の研究』 (専修大学,2007年) に、その後執筆した論文を加え、再構成し大幅に補訂・改変したもの

内容説明・目次

内容説明

「唐物」とは何か。古代以来、中国大陸・朝鮮半島・琉球などからの輸入品(舶来品)としての「唐物」は、時の権力者によって珍重されていた。「交易」「贈与」をキーワードに香料・動物などの事例を分析。日本古代王権の支配秩序の中で唐物交易が持つ政治性・イデオロギー性を明らかにし、九〜十世紀を中心とした東アジアの交流史を描き出す。

目次

  • 序論 「唐物」研究の現状と課題—本書の問題意識とねらい
  • 第1部 平安期の対外交易と「唐物」認識(九世紀における「唐物」の史的意義;九〜十一世紀の対外交易と「唐物」贈与;九〜十一世紀における陸奥の金と「唐物」)
  • 第2部 日本古代の「唐物」交易の具体的諸相(香料の贈答—十世紀前後における沈香・乳香(薫陸香)・麝香の交易;動物の贈答—六〜十二世紀における鸚鵡・孔雀の交易;琴の贈答—仁明天皇の算賀における交易;付論 モノから見た遣唐使以後の交易—書籍と羊を手がかりとして)
  • 終論 総括と今後の展望—日本古代の「唐物」交易と「東部ユーラシア」

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

ページトップへ