「周縁」のドイツ語文学 : ルーマニア領ブコヴィナのユダヤ系ドイツ語詩人たち

書誌事項

「周縁」のドイツ語文学 : ルーマニア領ブコヴィナのユダヤ系ドイツ語詩人たち

藤田恭子著

東北大学出版会, 2014.2

タイトル別名

'Marginalized' German-language literature : Jewish poets from the Rumanian Bukovina region

「周縁」のドイツ語文学 : ルーマニア領プコヴィナのユダヤ系ドイツ語詩人たち

周縁のドイツ語文学 : ルーマニア領ブコヴィナのユダヤ系ドイツ語詩人たち

Marginalized German-language literature : Jewish poets from the Rumanian Bukovina region

タイトル読み

「シュウエン」ノ ドイツゴ ブンガク : ルーマニアリョウ ブコヴィナ ノ ユダヤケイ ドイツゴ シジン タチ

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注記

その他のタイトルは標題紙裏による

文献一覧: p445-475

博士論文「ブコヴィナのユダヤ系ドイツ語文学 : 『周縁性』の表出としての抒情詩」(東北大学, 2009年) に加筆し、「平成25年度科学研究費補助金・研究成果公開促進費 (日本学術振興会)」により刊行されたもの

内容説明・目次

内容説明

パウル・ツェランの故郷ルーマニア領ブコヴィナ。ドイツ語文化が根付き、優れたユダヤ系ドイツ語詩人たちが輩出する。だが彼らには、多重的意味での「周縁性」が運命づけられていた。この運命を背負った詩的世界の諸相を明らかにする。

目次

  • 序章 「周縁」に息づく「ことば」を探して(ブコヴィナのユダヤ系ドイツ語文学—その多重的「周縁性」;主要な詩人たち;受容と研究;研究の方法と本書の構成)
  • 第1章 ブコヴィナのユダヤ系住民とドイツ語文化(ハプスブルク領ブコヴィナの時代(1775‐1918);ルーマニア領ブコヴィナの時代(1919‐1944);第二次世界大戦後の離散とドイツ語文化)
  • 第2章 ルーマニア領ブコヴィナに生きる「ことば」たち(マイノリティ文学としての出発—雑誌『神経』に見る表現主義受容の意味;「ユダヤ」と「ドイツ」の狭間で—アンソロジー『ぶな』の挫折;抒情詩の優位と伝統への回帰—1930年代の相次ぐ詩集出版をめぐって;ショーアーを生き抜く「ことば」—収容所やゲットーで生まれた作品群;共通体験としてのショーアー—ツェラン「死のフーガ」に結晶する詩的諸形象)
  • 第3章 戦後のディアスポラを生きる「ことば」たち(社会主義体制下の「ことば」と「伝統」—マルグル=シュペルバーとキットナー;生という闘争における「物の具」としての「ことば」—モーゼス・ローゼンクランツ;「母なる国」としての「ことば」—ローゼ・アウスレンダー;「どこにもない場の光」に照らされる「ことば」—パウル・ツェラン)
  • 終章 結びにかえて—「周縁性」の現在

「BOOKデータベース」 より

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